メモ・ノート(雑記帳)について
(更新:24/11/17)
概要
ドストエフスキーが自らのために付けていたノート(手帖、雑記帳)やメモ・断片の類。高度な抽象的な思想や思索を書きとめたものから領収書や計算書きまで、内容・長さは多岐にわたっている。
《所収》
河出書房版ドストエフスキー全集と新潮社版ドストエフスキー全集には
「手帳より」
として収録されている。
筑摩書房版ドストエフスキー全集には収録が無く、後に、その補完として、全集の訳者・小沼文彦氏により
『ドストエフスキー未公刊ノート』
(年代ごとに収録。
「エムスでの療養日誌」
「癲癇発作の記録」
も収めている。)
が翻訳・刊行された。
主なぶん
注目すべき重要なぶんとして、
「1864年のメモ」
(妻マーシャの死に触れたメモで、長期の看病ののち妻を病で亡くした際の思いや思索が表現されている。)
など。
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