創作・ドストエフスキー()
(更新:24/02/04)
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★ドストエフスキーの小説の
題名をパロる!

(これまでに、5回投稿)
[ by Seigo]



[515]
23/08/13/(Sun)
名前:
Seigo
ドストエフスキーの小説の
題名をパロる! ()


その他のコーナーに新たに設けた「パロる!」(コーナー「どっちがどっち」内のぶんを独立させて移動したもの)にならって、ドストエフスキーの小説の題名をパロってみました。


『ツメとバツ』 
   ← 『罪と罰』

結末の詰めが甘くて、バツが悪い物語。


『白紙』 
     ← 『白痴』

末部で白紙になる物語。


『悪例』
     ← 『悪霊』

青年達の悪い生き様の例を並べた物語。

『見せられねいねん』 
← 『未成年』

家でのズボラなザマを割愛して描いている関西人ふうのイケナイ青年の回想の物語。

『カルマにゾッとフルえる兄弟』
← 『カラマーゾフの兄弟』

己れの運命にゾッとして心震わす兄弟の物語。



[521]
23/08/25/(Fri)
名前:
Seigo
ドストエフスキーの小説の
題名をパロる! ()

『気まずい人びと』 
← 『貧しき人びと』

あまりに頻繁に逢()いすぎて、相手の欠点が目に付くなどして、お互いに気まずくなってしまった老若の男女の物語。


『永遠におっとっと』 
   ← 『永遠の夫』

女房を寝取られて相手に「おっとっと」を繰り返す男の物語。

『応答無しの女』 
← 『おとなしい女』

内心の悩みを夫に応答できずに投身自殺をしてしまった妻を回想する夫婦の可哀相な物語。



[526]
23/09/01/(Fri)
名前:
Seigo
ドストエフスキーの小説の
題名をパロる! ()

『捨て身パンチでボコボコ
村の住人』
← 『スチェパンチコヴォ村
とその住人』

あまりの傲慢さゆえに、地主から毎度捨て身のパンチを食らってボコボコにされながらも村に居座る粘り腰の使用人の物語。

『自由の家の気楽』 
← 『死の家の記録』

無職で貧しくても拘束・束縛の無い自由な家で気楽に暮らす独り者の男の物語。

『黒夜(こくや) 
← 『白夜』

極貧(ごくひん)でエアコンも団扇も無い部屋に夏の夕べは電灯も火も灯(とも)せず、お先真っ暗な青年の物語。



[532]
23/09/15/(Fri)
名前:
Seigo
ドストエフスキーの小説の
題名をパロる! ()


『惚け者(とぼけもの)』 
   ← 『賭博者』

賭博の場でいつも惚(とぼ)けてばかりいる一攫千金を夢見る若者の物語。


『強いて平らげられた人々』 
   
← 『虐げられた人々』

貧しい人々からも強()いて高利を取った街の悪徳の高利貸したちを懲らしめていく善意の青年の物語。

『百姓アレイ』 
← 『百姓マレイ』

耄碌(もうろく)してしまったが子供を優しく抱きとめる力だけは衰えさせまいと日々鉄アレイで腕を鍛えている老農夫のアレイが登場する話。



[
533]
23/09/19/(Tue)
名前:
Seigo
ドストエフスキーの小説の
題名をパロる! ()


『地下室の好き』 
← 『地下室の手記』

地下室に居()ることが好きで、地下室に籠()もって、ネットを通して地上の世間に毒舌をまき散らす自意識過剰で堂々巡りの独り身の中年男の終わりの無い話。

『ぼぼ、僕』 
← 『ボボーク』

地下の墓の中から、「ぼ・ぼ、僕(ぼーく)は」を連発し恨み辛み(うらみつらみ)を発する幼稚な大人の亡霊の声々に耳を傾ける話。


『文人』 
← 『分身』

善悪の両念に引き裂かれて二重人格気味になった文人(ぶんじん)が最後は頭上に雷の襲来をうけて心身が真っ二つ(まっぷたつ)になって息絶える話。
※語注
・文人=詩文・書画など、風雅の道に心をよせている人。

 

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