★現在、市販中のもの。
a(当時のペテルブルグに
ついて、いろいろ解説・紹
介しているもの)
1.
「『罪と罰』のセンナヤ広場界隈」
〔『知られざるドストエフスキー』(中村健之介著。岩波書店1993年初版。)★に所収。p51〜p87。〕
当時のペテルブルグの、人口・身分別人口・住宅環境・酒場や食堂・娼家・大学生・四季の様子・センナヤ広場・自然、などを紹介している。
2.
「幻想都市ペテルブルグ」
〔『ドストエフスキー・ノート―「罪と罰」の世界』(清水孝純著。九州大学出版会1981年初版。)★
に所収。p281〜p296。〕
『罪と罰』の舞台としてのペテルブルグについて簡潔に紹介している。
3.
「ドストエフスキーのペテルブルグ」
〔『随想ドストエフスキー』(小沼文彦著。近代文芸社1997年初版。)★に所収。p55〜p81。〕
青年期以降の大半をペテルブルグに居をかまえたドスト氏の住居先(頻繁に居を変えた、その18の転居先)の街割りなどを、順に紹介している。
4.
『ドストエフスキー箴言と省察』
(小沼文彦編訳。教文館1985年初版。)の中の
「ペテルブルグ」の項。
ペテルブルグについて言及しているドストエフスキー自身の言葉が集められている。
5.
『現代思想―特集=
ドストエフスキー』
(1979年9月号。青土社刊。)に所収の、
「恐ろしい夜の町ペテルブルグ」(小池滋・筆)
「ペテルブルグのフラヌール(=散策者)」(海野弘・筆)
「ペテルブルグ―幻視の中の都市像」(小泉文子・筆)
「都市―ドストエフスキーと熱中時代」(ジョング・筆、丘澤静也訳)
「都市と文学―対話=ドストエフスキーへの新しい視座」(前田愛と川端香男里の対談)
b(ペテルブルグの今昔・
滞在記・観光案内)
1.
『聖ペテルブルグ』
(大石雅彦著。水声社1996年初版。)★
古今のロシアの文学や芸術におけるペテルブルグのことを紹介している。
2.
『サンクトペテルブルグ―
混沌と幻想の街』
(鎌田慧著。1996年日本放送出版協会初版。)★
筆者のサンクトペテルブルグ滞在(1995・1996年)の紀行エッセイ。ペテルブルグの今昔を、プーシキン・ゴーゴリ・ドスト氏などの作品にも言及しつつ、紹介している。
3.
「レニングラード」
〔『ソヴェト旅行案内』(中公新書。野々村一雄著。1966年初版。)に所収。p104〜p152。〕
レニングラード(サンクトペテルブルグの旧名)の沿革や各名所を案内している。
4.
ビデオ『ロシアの宝石モ
スクワ・レニングラード』
(発売元・(株)文藝春秋。
カラーの日本語版。)★
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