ドストエフスキーの作品は、後世、折に触れ、「20世紀の予言書」「21世紀の予言書」「現代の予言書」「現代の黙示録」と言われてきました。
このコーナーは、具体的にどういうことがドストエフスキーのどの作品・どの箇所で予言されているのか、確認していくコーナーです。
事柄のあとに付した「予言度:〜」「予言度:〜」は、ページ主宰者側の判断で記した予言の的中度。(「10」を最高度とします。)
「←言〜」は、その予言を述べているドストエフスキーの言葉やコメントをリンクさせています。
1、
上空でのスカイダイビング、宇宙飛行士の宇宙遊泳、ジェット噴射機を用いての人間の上空飛行
を予言。
←言1の冒頭
予言度 :8
ジェット機(飛行機)や宇宙ロケットの開発
を予言。
←言1の冒頭
予言度 :9
(※動力付き飛行機は
1903年にライト兄弟が発明)
バイオ技術のことやクーロン牛の開発
を予言。
←言1の冒頭
予言度 :9
高性能レーザー光線砲(あるいは、プラズマ兵器)の発明(出現)
を予言。
←言2
予言度 :8
2、
ユダヤ勢力によるロシア革命(1917年)
←言3・言4
及び、
その後の民衆にパンを与えていく無神論的なソビエト社会主義体制とその強権化、無神論の立場からの宗教弾圧
←言1・言5
及び、
その行き詰まりと一代での体制の崩壊(1991年)
←言1の末部
及び、
その後のロシア正教への回帰。
←言6
を予言。
以上、予言度 :9
3、
ドイツにおけるワイマール憲法発布のあとのナチス体制及びヒットラーの出現
を予言。
←言8・言7・言9
過度の自由は個人には耐えがたい重荷であり、指導し導き、安心やパンや分配を与えてくれる権力者に民衆は自由を明け渡すが、その結果、社会に専制化(全体主義化、独裁化)や管理化を招くということ
を予言。
←言7・言8
以上、予言度 :8
4、
日本での連合赤軍内部でのリンチ殺人事件(1971年〜1972年)
を予言。
←言10・言11
予言度 :8
5、
神無しに人々の行動や社会が営まれていく時代の到来、及び、その無神論の風潮の中で人が罪の自覚を失い、知恵やモラルの面で迷妄や踏み外しや暴走に陥ってしまう危険性があること
を予言・警鐘。
←言13、言12・言14
予言度 :8
6、
「二二が四」の数式によってすべてのことが明らかにされ、物事が決定され、その合理的効率的な一覧表に基づいて人や社会の営為が行われていく社会の到来と、そういった営為の中で人々は自由意志も主体性も生気も失っていくこと(「二二が四」は「死の始まり」であること)
を予言・警鐘。
←言15・言1の末部
予言度 :8
7、
将来、科学技術とその作り出していくものが《生命の源》を濁し人類に破滅をもたらすほどの大いに呪うべき災厄となること
を予言・警鐘。
←言16
予言度 :9
8、
現代日本における老若にわたるヒッキー(ひきこもり)やニートの出現
を予言。
←言17
予言度 :9
9、
将来の社会において各個人が自身の殻に閉じこもって孤立化していくこと、及び、やがて、孤立化の方のむなしさや無価値に気付いて、人類は同胞との結合の方へと立ち戻っていくこと
を予言。
←言18
予言度 :8
10、
キリストが来臨するまで、人類社会には戦争が絶えることがないこと
を予言。
←言19
予言度 :8
11、
2019年末に中国の内陸部の武漢で新型コロナが発生して世界へと感染が広まること
を予言。
←『罪と罰』の内容
予言度 :8
12、
トルストイが家出をして途次の駅舎で客死したこと
を予言。
←『悪霊』の内容
予言度 :8
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