ドストエフスキーのどの小説の中
にある箇所かを、当てるクイズ

問題本文 (1120)
(更新:24/07/19)
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< 問題本文 (1120) >


11
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わたしはぎくっとして頭をもたげて、官給の蝋燭(ろうそく)のふるえる仄(ほの)暗いあかりをあびて眠っている仲間たちの顔を見まわした。わたしは彼らの蒼(あお)ざめた顔や、貧弱な寝床や、どうにも救いようのない赤裸(せきら)の貧しさをながめた――じっと目をこらした――まるでこれがみな醜悪な夢のつづきではなく、現実であることを見きわめようとするように。
(新潮文庫)


12.
「わしらはひれ伏して……泣き出す……
そしてすべてがわかるようになる! そこではじめて目がさめるのだ!……みんな目がさめる……
(
新潮文庫)


13.
  (途中、略)  わたしはたとえ
車輪の下に身を投げても、きみを行かせはしませんよ!  (以下、略) 
(
新潮文庫)


14.
みんなけだものじみた悲鳴をあげて、ぎゃあぎゃあわめきたてる。湯気の雲の中から、傷だらけの背中や、剃った頭や、曲げた手足がちらちら見える。
(
新潮文庫)


15.
「どうだえ!!!」 
狂ったような勝ち誇った様子で、お祖母さんはわたしをふり返った。
(
新潮文庫)


16.
返事の代りに、彼は近づけられる少女の小さい顔と、接吻するためにあどけなくつきだされたぽっちゃりした唇を見た。
(
新潮文庫)


17.
「では、あのリーザは?」彼は覚(おぼ)つかない舌で、早口に囁(ささや)いた。すると、不意にその唇も、頬も、下顎(したあご)も、一時に踊り出して、目から涙がさっと迸(ほとばし)り出た。△△△は、彼の前に化石したように立ち竦(すく)んだ。
(
米川正夫訳)


18.
「 (途中、略) わたしはふざけて遊びたいの、みんなかまうことはないわ、
かまうことはないわ、神さまがゆるしてくださるから。もしわたしが神さまだったら、人間をみんなゆるしてやるわ。『やさしい罪びとよ、きょうからそちたちをゆるしてつかわす』ってね。 (途中、略) この世の中にいる人はみんないい人なのよ。ひとり残さずいい人なのよ。この世の中ってほんとにいいものね。わたしたちは悪い人間だ  けど、この世の中っていいものだわ。わたしたちは悪い人間だけど、いい人間なのよ。悪くもあればよくもあるのよ…… (以下、略) 」(米川正夫訳)


19.
わたしは一度やさしくなでてやったことがあった。こんなことは一度もされたことがないし、思いもよらぬことなので、ベールカはいきなりペタリと地べたに腹ばいになって、全身をがたがたふるわせ、感きわまってうわずった声で吠えだした。わたしはかわいそうに思って、それからときどきなでてやった。そのためにベールカはわたしを見ると、かならず甘えた吠え声をたてるようになった。遠くからわたしを見かけると、すぐに吠えたてる、痛々しい、涙のにじんだ声で、吠えたてるのだった。 (以下、略) 
(
新潮文庫)


20.
△△△がこう言いきったとたん、▽▽▽は
いきなり激しく身震いした。△△△はあやうく大声をたてるところだった。
(
新潮文庫)


→ 《答え》は、こちら




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