・邦訳されている分を中心に掲載。青字の書は、重要な「ドストエフスキー」論書。
・「 」は、学術論文や、ある本の中の文章。
< ロシア以外の諸国(欧米) 1 >
〔 ヴォギュエ 〕
フランスの外交官。1877年以降、ロシアのフランス大使館に勤務し、滞在中、ロシア史・ロシア文学をきわめ、1883年からフランスの雑誌にロシア作家論を連載し、西欧に最初にドストエフスキーの文学を紹介した人として知られる。晩年のドストエフスキーと面識があった。
『ロシアの小説』(1886年刊)の中のドストエフスキー紹介・ドストエフスキー論。
〔 J・M・マリ 〕
イギリスの文筆家。1889〜1957。
『ドストエフスキー』
(1916年刊。山室静訳・アポロン社1960年初版。山室静訳・泰流社1977年初版。1983年に泰流社より新装版。)
主要小説に関する論、など。
『魂の創造・「罪と罰」ほか』
(田中清太郎・窪田鎮夫訳。国文社1972年初版。)
〔 E・H・カー 〕
イギリスの政治学者・外交官。1892〜1982。
『ドストエフスキー』
(1931年刊。筑摩叢書106。松村達雄訳。筑摩書房1968年初版。)
評伝、主要作品論。
〔 コリン・ウィルソン 〕
イギリスの作家・文筆家。1931〜2013。
『アウトサイダー』
(1956年刊。福田恒存・中村保男訳・紀伊國屋書店1957年初版、中村保男改訳・集英社文庫・1988年初版、中村保男訳・中公文庫・2012年初版。)の中の第6章「アイデンティティーの問題」・第7章「大いなる綜合」における論。p270〜p357、p366。
ドストエフスキーの主要作品・登場人物を、「アウトサイダー」という立場から論じている。
『わが青春わが読書』(柴田元監訳。学習研究社1997年初版。)の中の「ドストエフスキー」。p278〜p299。
ドストエフスキーに関する氏の近年のクールな論。
〔 リチャード・ピース 〕
イギリスのドストエフスキー研究家。
『ドストエフスキー』
(ケンブリッジ出版局1971年刊。邦訳なし。)
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