論者・著作(19)
(更新:24/08/24)
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・邦訳されている分を中心に掲載。青字の書は、重要な「ドストエフスキー」論書。
・「 」は、学術論文や、ある本の中の文章。



< ロシア以外の諸国(欧米) 2 >


〔 アンドレ・ジイド 〕
フランスの作家・批評
家。18691951

『ドストエフスキー』
(19081922
1923
年刊。)

「書簡集によってみた
ドストエフスキー」
「『カラマーゾフの
兄弟』について」
「ドストエフスキー小論(ドスト
エフスキー生誕百年を祝い、
ビュー‐コロンビエ座にお
いて朗読した小演説)
「ビュー‐コロンビエ座
における連続六回講演」
「付録」
を所収。

〔「ドストエフスキー生誕百
年を祝い、ビュー‐コロン
ビエ座において朗読
した小演説」は、
『文芸読本ドストエーフ
スキー(T)(河出書房
新社1976年初版)

にも所収。〕

※、上の書の邦訳として、
・『ドストエフスキー』
(
武者小路実光・小西
茂也訳、日向堂
1930
年初版。
)
・『ドストエーフスキイ論』
(
秋田滋訳、芝書店
1933
年初版。1936年に
改造社より文庫本化。)
・『ドストイエフスキイ研究』
(
竹内道之助訳、三笠書
1933年初版。
)
・ドストエフスキー』
(
武者小路実光訳、日本
1946年初版。)
『ドストエフスキー』
(
寺田透訳、新潮文庫
1955
年初版。
)
がある。




〔 カミュ 〕
フランスの作家・劇作家・批評家。19131960

「救いの拒否」(2章のp454p460)「シガリョフ的思想」(3章のp556p559)
1951年。清水徹訳。評論『反抗的人間』(新潮世界文学49「カミュ(U))の中の文章。〕

「キリーロフ」(p374p381)
1942年。佐藤朔・白井浩司訳。評論『シーシュポスの神話』(新潮世界文学49「カミュ(U))の章「不条理な創造」の中の文章。〕
キリーロフ論。


〔 DH・ロレンス 〕
イギリスの作家・詩人。18851930

「ドストエフスキーの「大審問官」
1930年筆。島田太郎訳。『特集=ドストエフスキーその核心』(ユリイカ詩と批評6月号。青土社19746月初版。)に所収。〕


〔 モーム 〕
イギリスの作家。18741965

「ドストエフスキーと『カラマーゾフの兄弟』」
〔『世界の十大小説』(西川正身訳。岩波新書1960年初版、1997年岩波文庫(下巻))に所収。〕
ドストエフスキーの「生涯・各主要小説」に対するクールな論。

『読書案内』(西川正身訳。1997年岩波文庫。)の中の項「ドストエフスキー」。p81p85


〔 ヘッセ 〕
ドイツ生まれのスイスの作
家・詩人。18771962

「『白痴』随想」
「カラマーゾフの兄弟、
あるいはヨーロッパの没落」
(
以上、『混沌を見
る』(1920)に所収。)

「ドストエフスキイ」(1925)
〔『静かに思う』(弘文堂世界文
庫・1940年初版)に所収。〕

「ドストエフスキイの長編小
説」(19141915)

『未成年』論


〔 モーリヤック 〕
フランスのカトリック作家。188519701952年にノーベル文学賞を受賞。

『小説家と作中人物』(川口篤訳。ダヴィッド社1957年初版。)の中の、「小説論」のp29p33、「小説家と作中人物」のp81p82


〔 サロート(ナタリー・サロート) 〕
フランスの女流作家。1902〜。

「ドストエフスキーからカフカへ」
1947年。『不信の時代』(白井浩司訳。紀伊国屋書店1958年初版。)に所収。〕


〔 ゼーガース(アンナ・ゼーガース) 〕
ドイツの、社会主義リアリズムの立場に立った女流作家。1900〜。

『トルストイとドストエフスキー』(伊東勉訳。未来社1967年刊。)の中の、
「トルストイとドストエフスキーの長編小説におけるナポレオン的権力の観念」
「ドストエフスキーの長編小説の人間像―ことにシラーとの関連において―」


〔 ツワイク(シュテファン・ツワイク) 〕
オーストリアの作家。18811942

『ドストエーフスキイ』
(高橋禎二訳、弘文堂1950年刊。下書の章「ドストエフスキー」の訳。)

『三人の巨匠―バルザック・ディケンズ・ドストイェフスキイ』
1919年刊。竹内道之助・菅谷恒徳訳、三笠書房1936年刊。神品芳夫訳、みすず書房1961年刊。神品芳夫・小川超・柴田翔・渡辺健共訳、みすず書房1974年刊ツワイク全集巻8に所収。〕


〔 トロワイヤ(アンリ・トロワイヤ) 〕
ロシア生まれのフランスの小説家・伝記作家。1911〜。

『ドストエフスキイ伝』
(1946年刊。村上香住子訳。中央公論社1982年刊。1988年に、同社より文庫本化。)
大部の伝記。途中、主要作品論も含む。


〔 ウラジミール・ナボコフ 〕
ロシアの名門貴族出身のアメリカの作家・詩人。18991977

『ロシア文学講義』
(
小笠原豊樹訳。1992TBSブリタニカ初版。)の中の
「フョードル・ドストエフスキー」p123p174
『罪と罰』『地下室の手記』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』に関するクールな論。


 

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