・邦訳されている分を中心に掲載。青字の書は、重要な「ドストエフスキー」論書。
・「 」は、学術論文や、ある本の中の文章。
< ロシア以外の諸国(欧米) 4 >
〔 ニック (ワルター・ニック) 〕
プロテスタント系統の教会史家。
『ドストエフスキー ― 宗教的思想家』
(実存主義叢書6。信太正三・工藤喜作訳。理想社1965年刊。)
ドストエフスキーの作品にみられるキリスト教思想・神秘的宗教思想の独自性について、詳しく論じている。
〔 リュバック 〕
フランスのイエズス会士・著述家。
『ドストイエフスキー ― ヒューマニズムの悲劇』
(1944年。野口啓祐訳。筑摩書房1952年刊。新書型。)
カトリック派の側からの好意的なドストエフスキー論。
〔 トゥルナイゼン 〕
神学者。カール‐バルトとともに「危機神学」の確立に尽くした。
『ドストエーフスキイ研究』
(1921年刊。国谷純一郎訳。新教出版社1957年初版。)
『ドストエフスキー ブルームハルト カール・バルト』
(国谷純一郎・永野羊之・武田武長訳。 新教出版社1987年初版。トゥルナイゼン著作集第6巻。)
〔 ロマーノ・グァルディーニ 〕
イタリア生まれドイツで活躍したイエズス会学者・宗教家・思想家。1885-1968。
『ドストエーフスキイ』
(1951年刊。永野藤夫訳。創文社1958年刊。)
『ドストエフスキーを読む―五大小説の人物像における宗教性について』
(小松原千里訳。未知谷2008年11月刊。上記の書の新訳改装版。)
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