論者と著作()
(更新:24/08/23)
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・青字の書は、重要な、あるいは、研究者必携の本。
・「 」は、論文や、ある本の中の文章。


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作家



椎名麟三


作家。19111973


『私のドストエフスキー体験』
(
教文館1967年刊。『文芸読本ドストエーフスキー(T)(河出書房新社1976年初版)にも一部所収。)

『悪霊』
(
冬樹社1970年初版。)
ドストエフスキーの小説「悪霊」を椎名氏が脚色した戯曲。

「まぼろしの門」
〔『私の聖書物語』(中公文庫、1973年初版)の中の文章。p35p40。〕



埴谷雄高
(
はにや・ゆたか)

作家。19101997


『ドストエフスキイ―その生涯と作品―』
(NHKブックス31。日本放送出版会1965年初版。)

『埴谷雄高ドストエフスキイ全論集』
(講談社1979年初版。) 


『埴谷雄高作品集10ドストエフスキイ論集』
(河出書房新社1987年初版。) 


『埴谷雄高全集7ドストエフスキイ』(講談社19993月初版。)の中の分。

「革命性の先駆者」
(1981
年新潮社刊『現代のドストエフスキー』に所収。)

「ドストエフスキーについて」
(
安原顕編講談社1985年刊『なぜ「作家」なのか』に所収。)

『謎とき「大審問官」』
(
福武書店1990年初版。)
ドストエフスキーに関するエッセー・論文集。 



加賀乙彦
(
おとひこ)

作家。1929


『文学と狂気』(筑摩書房1971年初版)の中の分。
〔『文芸読本ドストエーフスキー(U)(河出書房新社1978年初版)にも一部を所収。〕

『ドストエフスキー』
(中央公論新書。1973年初版。)
精神医学や精神分析学の立場から、ドストエフスキーの性格や生活やその文学の性格、持病の「てんかん」や死刑体験などについて詳しく論じている。



大江健三郎

作家。1935〜。

「ドストエーフスキイの面白さ・分かりにくさ」の中の発言。
〔埴谷雄高・荒正人との鼎談。『ドストエーフスキイの世界』(荒正人編著。河出ペーパーブックス。河出書房新社1963年刊。)、『埴谷雄高ドストエフスキイ全論集』(講談社1979年初版)に所収。〕

「ドストエフスキー―『白痴』とボールドウィン」
〔評論集『厳粛な綱渡り』(文藝春秋社1965年初版。文芸春秋社の文芸文庫で文庫本化。)P470p473。〕

「革命と死と文学―ドストエフスキー経験と現代」の中の発言。
〔埴谷雄高との対談。「世界」19726月号に掲載。『文芸読本ドストエーフスキイ(T)(河出書房新社1976年初版)、『埴谷雄高ドストエフスキイ全論集』(講談社1979年初版)に所収。〕

「激励するドストエフスキー」
〔新潮社版全集発刊記念パンフ『ドストエフスキー読本』(1979年発行)に所収。〕

「ドストエフスキーから」
(1981
年新潮社版『現代のドストエフスキー』に所収。)

「神話的な女性像()
「カーニバルとグロテスク・リアリズム」
〔『新しい文学のために』(岩波新書。1988年初版)p151p155p165p166p175p183。〕

「文学再入門」
(
朝日新聞社1994年初版『小説の経験』に所収。p16p33)



高橋和巳
(
かずみ)

作家・中国文学者。19311971

「私のドストエフスキー―『死の家の記録』」
〔高橋和巳エッセイ集『現代の青春』(旺文社文庫。1973年初版。)に所収。〕

「文学と政治」
〔高橋和巳著『文学講座』(河出書房新社1976年初版。)に所収。p77p84。〕
『悪霊』論。



五木寛之

作家。1932〜。


「ドストエーフスキイと私」
(
『文芸読本ドストエーフスキー(T)(河出書房新社1976年初版)に所収。p132p133)

「哲学と思想」
〔『哲学に何ができるか』(廣松渉氏との対談集。春陽堂1996年初版。)の中ののp25p26。〕

「対談なぜドストエフスキーか」
(
原卓也氏との対談。新潮社版全集発刊記念パンフ『ドストエフスキー読本』1979年発行のp10p15に所収。)

「同時代の『罪と罰』」
(1997
年刊新潮文庫別冊12『世界文学のすすめ』に所収。)



後藤明生

(めいせい)

作家。19321999

「わたしの『悪霊』」
19714月筆。『文芸読本ドストエーフスキイU』(河出書房新社19788月初版)に所収。〕

『ロシアの旅―ゴーゴリ、ドストエフスキーを求めて』(北洋社1973年刊)の中の分。

「今は許せ―ドストエフスキーの聖書」
〔『特集=ドストエフスキーその核心』(ユリイカ詩と批評6月号。青土社1974年初版。)に所収。〕

「ドストエフスキーの声」
(1974
8月『早稲田文学』に所収)

「百年後の一小説家として」
(1981年の講演録。1981年新潮社版『現代のドストエフスキー』に所収。)

『ドストエフスキーのペテルブルグ』
(三省堂1987年刊)



三田誠広
(
みた まさひろ)

作家。1948〜。

『僕のうちあけ話』(エッセイ集。集英社文庫1981年初版。)の中のドスト論。p43p47p113p124p131

[新釈]罪と罰――スヴィドリガイロフの死』

(20096月作品社刊。)

『[新釈]白痴――書かれざる物語』

(201012月作品社刊。)

『[新釈]悪霊――神の姿をした人』

(20126月河出書房新社刊。)

 

『偉大な罪人の生涯――続カラマーゾフの兄弟』

(201411月作品社刊。)

続カラマーゾフの兄弟として創作した小説。



日野啓三

作家。1929〜。


「ドストエフスキーの向う側」
(
南北社1967年刊『存在の芸術』に所収。)

「『白痴』論」
(
三一書房1968年刊『幻視の文学』に所収。)

河出書房新社1968年刊カラー版世界文学全集第18巻『カラマゾフの兄弟』の「解説」。



佐藤 優
(
まさる)

作家・元外交官。1960〜。


『生き抜くためのドスト
エフスキー入門―「五大
長編」集中講義―』
(
新潮文庫。2021年初版。)

『ドストエフスキーの預言』
(
文藝春秋社2021年初版。〕

『これならわかる「カ
ラマーゾフの兄弟」』

 (
青春出版社
青春新書。20238月初版。)




森田草平

作家・翻訳家。18811949。夏目漱石に師事し、漱石にドストエフスキーの作品をすすめたことでも、知られる。漱石へのドストエフスキーの影響ぶりを記した文章も残している。

『ドストエフスキー』
(
倉田湖との共著。東方出版社1936年刊。)の中の「女性の二典型」。p464p478。「漱石とドストエーフスキイ」(1942年甲鳥書林刊『夏目漱石』に所収。)



正宗白鳥

作家。18791962

「『悪霊』について」
(1967
年新潮社刊『正宗白鳥全集』第7巻に所収。)

「『カラマーゾフの兄弟』について」
(1968
年新潮社刊『正宗白鳥全集』第11巻に所収。)

「ドストエフスイのことなど」
(
小林秀雄との対談。1968年新潮社刊『正宗白鳥全集』第13巻に所収。)

「『罪と罰』のこと」
(
馬場恒吾との対談。1968年新潮社刊『正宗白鳥全集』第13巻に所収。)



坂口安吾

作家。19061955


小林秀雄との対談
(
『小林秀雄対話集』(講談社1966年刊)の中のぶん)

「ドストエフスキーとバルザック」
(
『坂口安吾全集』巻1(筑摩書房)に所収。19339月筆の小論。)



谷崎精二

作家・英文学者。18901971。作家の谷崎潤一郎の弟。元早稲田大学教授。

『ドストエフスキイ評伝』
(
春陽堂1921年初版。)



林 逸馬
(
いつま)

作家。福岡県出身で、東大卒業後、地元で作家活動を行う。19031972

『ドストエフスキー―生涯とその芸術』
(
若い人社1943年刊。)




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