メモ・近現代の歌人と名歌
(更新:26/09/30)


[事項]

近現代の主な歌人
(更新:26/09/30)

佳品・名品の短歌
(更新:26/09/30)





近現代の主な歌人
(
更新:26/09/30)

赤字は、近現代日本の
代表的な歌人。
『  』は主な歌集。( 1 )は、
その歌集の短歌(全歌)を掲
載しているページ。
歌人名の横の[〜]は、下方
に挙げた名歌の番号。
[
1〜 ]はその歌人や作品に
関するネット上のページや
記事。
▲は、その歌人や作品
についてのヤフー知恵袋で
の質問と回答の記事。


〈男性の歌人〉

佐佐木 信綱

金子薫園

尾上柴舟

落合直文


正岡子規

伊藤 左千夫

長塚 節
(
ながつか たかし)
『鍼の如く』
(大正3〜大正4)

島木赤彦

若山牧水[1]
『海の声』
(明治41年)
『別離』
(明治43年)

前田夕暮[2]

石川啄木[3]
『一握の砂』
(明治43年)( 1 )
『悲しき玩具』
(
明治45年)( 1 )
[ 1
▲ ]


与謝野 晶子[4]
『みだれ髪』
(明治34年)( 1 )
[ 1 ]

与謝野 鉄幹

吉井 勇

北原白秋[5]
『桐の花』
(大正2年)
『雲母集』
『雀の卵』


土屋文明

窪田空穂
[6]

土岐善麿

古泉千樫

太田水穂

太田青丘

会津八一

釈 超空
[7]
『海やまのあひだ』

『倭をぐな』

石原 純

岡 麓

平福百穂

明石海人

斎藤茂吉[8]
『赤光』
(大正2年)
『あらたま』
『白き山』


木下利玄[9]

中村憲吉[10]

川田 順


近藤芳美

宮 柊二

木俣 修

佐藤 佐太郎

柴生田 稔

前川 佐美雄

坪野哲久

田谷 鋭[11]

吉野秀雄


塚本邦雄[12]

寺山修司[13]
『空には本』

『血と麦』

『田園に死す』
(65年)
[ 1▲ ]

岸上大作

高安国世

上田 三四二


佐佐木 幸綱

窪田 章一郎

岡井 隆

島田修二

前 登志夫

春日井 建

五味保義

鹿児島 寿蔵

滝沢 亘

福島泰樹
(やすき)
『バリケード・一九
六六年二月』
(69年)

穂村 弘
(ほむら ひろし)
『シンジケート』
(90年)
[ 1 ]

加藤治郎

荻原裕幸

生沼義朗

黒瀬珂瀾

笹 公人

島田幸典

松村正直

斉藤斎藤

光森裕樹

佐藤弓生

笹井宏之

木下龍也

鈴木 加成太

千種創一

斉藤斎藤

光森裕樹

萩原 慎一郎
『滑走路』
(17年)
[ 1 ]



〈女性の歌人〉

九条武子

山川 登美子

若山 喜志子

四賀光子

五島 美代子

山中 知恵子

大西民子

岡本
かの子

葛原妙子

生方 たつゑ

安永路子

高鍋 美恵

君島夜詩[14]

河野裕子

中城 ふみ子

斉藤 史
[15]
(
ふみ)

馬場 あき子

俵 万智
[16]
(たわら まち)
『サラダ記念日』
(87年)
[ 1 2▲ ]

紀野 恵

辰巳泰子

水原紫苑

東 直子

松野志保

石川美南

永田 紅

野口恵子

松本典子

平岡直子






佳品・名品の短歌
(
更新:26/09/30)

心に残った好きな近現代の
短歌を以下に挙げた。
(
現在、
1〜16の16首。)
「※・〜=〜」は、語注。


1
若山牧水
白鳥は/哀(かな)しからずや/
海の青/空のあを(あお)にも/
染(そ)まずただよふ
※
・哀しからずや=悲しく
ないことがあろうか、いや、
きっと悲しいに違いない。


2
前田夕暮
向日葵(ひまわり)は/金の油を/
身にあびて/ゆらりと高(たか)し/
日のちひささよ
※
・高し=丈(たけ)が高いことよ。
・日のちひささよ=太陽の
方が小さく見えてしまうほどだ。



3
石川啄木
病院の/窓によりつつ/
いろいろの/人の元気に/
歩くを眺(なが)む
※
・よりつつ=身を寄せて。
・歩くを=歩くのを。歩く姿を。
・眺む=眺めたことよ。


4
与謝野 晶子
やわ肌の/あつき血汐(ちしお)に/

ふれも見(み)で/さびしからずや/

道を説く君
※
・ふれも見で=触れてもみ
ないで。
・さびしからずや=寂しくない
ことがあろうか、いや、きっ
と寂しいに違いない。
・道=行うべき人の道。


5
北原白秋
昼ながら/幽(かす)かに光る/
螢一つ/孟宗の藪(やぶ)を/
出(い)でて消えたり

※
・孟宗の藪=孟宗竹の竹藪。
・出でて消えたり=出てどこ
かへ消え去ってしまったよ。


6
窪田空穂

鉦(かね)鳴らし/信濃の国を/
行き行かば/ありしながらの/
母見るらむか

※
・ありしながらの=昔のままの。

・母見るらむか=母を見
るであろうか。


7

釈 超空
葛(くず)の花/踏みしだかれて/
色あたらし/この山道を/
行きし人あり
※
・踏みしだく=足で踏みつける。
・行きし人=通って行った人。


8

斎藤茂吉
最上(もがみ)川/逆(さか)白波の/
たつまでに/ふぶくゆふべと/
なりにけるかも
※
・ふぶく=風が強く吹き荒れる。

・なりにけるかも=なってし
まったことよ。


9
木下利玄
牡丹(ぼたん)花は/咲き定まりて/
静かなり/花の占めたる/
位置のたしかさ
※
・静かなり=静かであるよ。
・占めたる=占めている。


10
中村憲吉
日の暮れの/雨ふかくなりし/
比叡山/四方結界に/
鐘を鳴らさぬ

※
・なりし=なった。
・四方結界(よもけっか
い)に=寺院の四方へと。
・鳴らさぬ=鳴らさないことよ。


11
田谷 鋭
よいとまけの/綱ひく声す/
余剰の/思想もたざる/
清く充(み)ちしこゑ(声)
※
・よいとまけ=地固め

のために綱を付けた重
い槌(つち)を滑車を用
いて上げ下げすること。
・声す=掛け声が聞こ
えることよ。
・充ちしこゑ=充実
した声だなあ。



12

塚本邦雄

ずぶ濡れの/ラガー奔(はし)るを/
見おろせり/未来にむける/
ものみな走る
※
・ラガー奔るを見おろせり=ラ
グビー選手が激走するのを観
客席から見下ろしている。


13
寺山修司
ラグビーの/頬傷は野で/
癒(い)ゆるべし/自由をすでに/
怖(お)じぬわれらに
※
・野で癒ゆるべし=野原で
猛練習を繰り返すうちに
治っていくだろう。
・怖じぬわれらに=怖れな
い我々若者においては。


14

君島夜詩
さはやかな/音して骨壺に/
落ちてゆく/昨日まで我を/
離さざりし母
※
・離さざりし母=付き添い、離
そうとしなっか母よ。



15
斉藤 史
降りたき階の/ボタンを押して/
乗る昇降機/そこに踏むべき/
床あるを疑わず
※
・床あるを=床があるのを。


16
俵 万智
さくらさくら/さくら咲き初(そ)め/
咲き終わり/なにもなかった/
ような公園