玉国宇部商の
甲子園での戦績・一覧
(更新:24/10/04)
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〔事項〕

玉国宇部商の、

甲子園での戦績

 甲子園の各試合の概要

 


甲子園での戦績の概略

(更新:24/10/04)


出場回数

宇部商の監督を勤めた
30年(759月〜058)の間に、

11回出場、5回出場

計16回出場

・監督就任の年度に早くも夏甲子園大会に出場した。

・春夏の甲子園のいずれかに毎年出て30回出場と考えれば、30年のうち、12回(平均して2.5年に1回)、甲子園大会に出場している。初出場から2回目の出場(82年の出場)まで6年かかったが、82年以降は、3年半(長くて91年夏〜95年春の3年8ヶ月)以内に甲子園に出場している。


の2年連続出場は、
82
83年、9091年、0102
3回。
(84年に夏県決勝を制していれば4年連続出場、00年に夏県決勝を制していれば、3年連続出場となっていた。)

・春夏連続出場は、
83
年・85年・88年・05

4回

・三季連続出場

82年夏・83年春・83年夏

1回。
(83年秋に秋季中国大会で準決勝を制し、84年の夏県決勝を制していれば、七季連続出場となっていた。)

・もう一歩で夏甲子園出場だった
夏県準優勝
84
年・00

2回

・もう一歩で春甲子園出場だった秋季中国大会ベスト4
83
年秋

1回


戦績
40試合を戦い、

24勝16敗
( 夏・19勝11敗、・5勝5敗 )

・春夏合わせて勝率6割



準優勝・1回(85)
ベスト4・1回(05)
ベスト8・2回(83年・88)
ベスト16・2回(90年・91)

ベスト8・1回(88)


夏春16回の出場のうち、
・初戦敗退は

最初の1回目〜3回目の出場の6年夏・82年夏・83年春、弱くはなかったのになぜか勝てなかった01年夏・02年夏

の時期が限定した5回のみで、他の11回はいずれも1勝以上している。

・完封負け
は、
出場した16大会中、

83年春、01年夏、05年春

の3大会のみ(夏は11大会中1大会のみ)


5期のピーク期、黄金期

右腕秋村投手を擁して

春全国出場(初戦敗退)・夏全国ベスト883年度

左腕田上投手・右腕古谷投手を擁して

春全国1勝・夏全国準優勝を果たした85年度

左腕木村投手を擁して

春全国ベスト8・夏全国ベスト888年度

左腕金藤投手を擁して

夏2勝して全国ベスト16の90年度・91年度

左腕好永投手を擁して

春全国1勝・夏全国ベスト405年度、

5期をピーク期83年度・85年度・88年度

黄金期として、玉国監督率いる宇部商は甲子園で上位進出し、劇的でミラクルな逆転試合をそのつど演じて、「ミラクル宇部商」の名と人気を全国レベルにまで高めた。


 

 


甲子園での各試合の概要

(更新:24/10/04)


★★
は知られた
ミラクルの逆転勝利試合(5試合)

はミラクル的な勝利試合(8試合)

は惜敗の敗戦試合。

はミラクルを含む惜敗の敗戦試合(7試合)

は現在YouTubeでその試合のダイジェスト・録画・シーンが観れるもの。

 


1976年・夏 初戦敗退


1回戦
宇部商3-4秋田商

秋田商 0100000
0=4
宇部商 0000
0000=3

2回表にタイムリーで1点を先制されるも、5回裏2アウト2・3塁で3番柿田選手がレフトラッキーゾーンへ逆転の3ランを放つ3回表以降左腕・藤井投手は相手打線をよく抑えて好投していたが、8回表にまずタイムリー・外野犠牲フライにより2点を献上して追いつかれ、さらに、2アウト1・2塁で仕掛けてきたダブルスチールに対して捕手の3塁への送球がそれて走者が還って3点目が入り3-4と逆転される。そのあとの8・9回は両者無得点で、3-4で敗退。好投手の山岡投手にホームランでの得点のみの安打5・三振6に抑えられた。玉国監督の甲子園での初めての試合。



1982年・夏 初戦敗退


2回戦
宇部商1-3高岡商

高岡商 00000000
=3
宇部商 10000000
=1

1回裏に1点を先制したあと、横森投手・秋村投手の投手戦でゼロ行進が続いたが(秋村投手は8回裏まで被安打3・失点0)、迎えた9回表、先頭打者からの連続安打と連続与四球による押し出し、ワイルドピッチによる生還、適時ポテンヒットと、甲子園球場内の声援の様子にのまれたのか、秋村投手が突如乱れて、3点を献上して逆転される9回裏、無死2・3塁の好機を作るが後続が断たれて無得点に終わり、敗退。打線は下手投げの横森投手に6回まで6連続を含む三振13を喫し9イニングで安打5に抑えられた



1983年・春 初戦敗退


1回戦
宇部商0-2久留米商

久留米商 0
00000011=2
宇部商  
000000000=0

8回表に4番山田選手のタイムリー二塁打で1点を入れ、さらに9回表に1点を追加して、久留米商が投手戦を制した。ストレートがホップする山田投手(のちに読売巨人軍に入団)に打線は三振13・散発6安打に抑えられた8回裏の1アウト2塁の好機で中軸が三振に打ち取られたことが惜しまれる。豪腕対決を演じた秋村投手は奪三振8・被安打7で山田投手に劣らず好投した。



1983年・夏 2勝してベスト8


2回戦

宇部商6-5帝京★★
帝京  0
31100000=5
宇部商 10
000=6

点を取り合って2-5で迎えた
5回裏に浜口選手の右翼への2ランで1点差に迫る。その後は両チーム点が入らず-5で迎えた9回裏、6番浜口選手がこの試合2本目となる左翼ポールぎわへの2ランを放って劇的な逆転サヨナラ勝ちをおさめた秋村投手が被安打10で完投。玉国監督は春夏を通じて甲子園初勝利。玉国監督の元祖ミラクル勝利試合。



3回戦
宇部商3-0仙台商
宇部商 000
210000=3
仙台商
000000000=0

4回表に秋村投手は自ら右翼ラッキーゾーンへ先制の2ランを放つ。5回表にタイムリーで1点を追加し、秋村投手は被安打4で仙台商打線を見事完封した



準々決勝
(更新21/05/14)

宇部商1-4横浜商
宇部商 0
0000000=1
横浜商
00000×=4

秋村投手が完投するも1回裏に2本の適時打を打たれて2点、7回裏にも適時打で2点を奪われ(被安打は9)
好右腕・三浦投手(のちに横浜に入団)から浜口選手の3安打をはじめチームで9安打を打つ、要所を締められて5回表にあげた1得点に終わり、1-4で敗退5回表は0アウト1塁で6番浜口選手のタイムリー3塁打が出て反撃の1点をあげたが、そのあとの0アウト1・3塁でスクイズを外されて3塁走者が挟殺されて5回表は追加得点無しに終わったこと、及び、9回表は1アウト後に4番〜6番のセンター前への三連打で1アウト満塁としたが三浦投手に後続を断たれたことが惜しまれる。


※、チームは、

秋の群馬国体に出場して初戦敗退




1985年・春 1勝


1回戦
宇部商9-1熊谷商
宇部商 20000
5200=9
熊谷商 000000100=1

14安打9得点の猛攻で快勝。田上投手が被安打6の完投


2回戦
宇部商2-6PL学園
PL学園 02000021=6
宇部商 00
00000=2

-2で迎えた3回裏、河村選手の適時打で1点を返し、1-3で迎えた7回裏、田処選手桑田投手から打った左翼スタンドへの豪快なソロホームランで1点を入れて1点差に迫るも、8・9回に3点を献上して突き放されて2-6で敗退田上投手が完投。



1985年・夏 5勝して準優勝!!


1回戦
宇部商8-3銚子商
宇部商 13100012=8
銚子商 101000010=3

3回表の3得点(1番佐藤選手のソロ・4番福島選手の2ラン)をはじめ10安打で8得点をあげ優勝候補だった銚子商を撃破田上投手が被安打5奪三振11失点3で完投



2回戦
宇部商8-0鳥取西
宇部商 0100010
15=8
鳥取西 000000000=0

9回表に3番田処選手のソロを含む5得点を追加して、14安打8得点で快勝田上投手が被安打2奪三振13で完封


3回戦
宇部商8-5東農大二
宇部商  
00100=8
東農大二 100000
=5

7回裏に追い上げられるも、藤井選手の1回表の1号3ラン・7回表の2号3ランの6得点がきいて、勝利。田上投手が調子を落として13安打を打たれ5点を献上するも完投。



準々決勝
宇部商5-3鹿児島商工
宇部商    000
12=5
鹿児島商工
00000000=3

先発の
田上投手初回に3点を献上したが、4回表の藤井選手の3号ソロと6回表の1得点で-3で迎えた8回表に1点、9回表に1番佐藤藤選手のセンター前へのタイムリーと田処選手のレフトへのタイムリー2塁打で2点を入れて逆転。9回裏は2回裏から救援していた古谷投手が0点に抑えて、勝利。


準決勝
宇部商7-6東海大甲府★★
東海大甲府 0
3110000=6
宇部商    00100
=7

-6でむかえた7回裏、1点を返した後、藤井選手の4号3ランで同点に追いつく。9回裏、桂選手がセンターへサヨナラヒット。4回表から田上投手をリリーフした古谷投手がそのあと東海大甲府打線をよく抑えた。


決勝
宇部商3-4PL学園
宇部商 0
000000=3
PL学園 000
111=4

2回表に福島選手のライトへの外野犠牲フライで1点の先取点をとるも、4回裏に清原選手のソロで同点とされ、5回裏にタイムリーで1点を献上して-2で迎えた6回表に4番藤井選手のタイムリー3塁打と5番田上選手の外野犠牲フライで2得点を上げて逆転するも、その裏の清原選手のこの試合2本目のソロホームランにより再び同点となり、同点で迎えた9回裏2アウトランナー無しで、セカンド後方のフライがとれずに出塁した走者に盗塁をゆるしたあと、3番松山選手が右中間を抜ける長打を放ってPL学園がサヨナラ勝ちした。古谷投手が被安打11の完投。宇部商は桑田投手から6安打・7三振・3得点。


※、チームは、

秋の岡山国体に出場して準優勝



1988年・春 2勝してベスト8


2回戦
宇部商3-2堀越
宇部商 00000
0000=3
堀越  
00000000 000=2

1回表に2点を先制される。好右腕・竹内投手に5回までゼロが続いた
が、
6回表に1点を返し、1-2で迎えた9回表、2アウトランナー無しで、代打の小松選手が四球を選び果敢に盗塁を成功させた2アウト2塁で、1番坂本選手の右中間へはじき返す適時二塁打で同点に追いつい延長戦へと入る。12回表に1番坂本選手の再びの右中間への2塁打を皮切りに1アウト3塁で3番田村選手の三遊間を抜けるタイムリーで1点を入れて勝ち越す12回裏は2アウト2・3塁となるも次打者をサードフライに打ち取って、勝利。エースの木村投手1回裏の2失点のみの被安打4で完投。


3回戦
宇部商2-1中京
宇部商
00000000=2
中京  
0000000=1

両投手の好投で8回表までゼロ行進が続いた(中京の木村投手はパーフェクトピッチングを続けていた)が、8回裏1アウト1塁でレフト線へのタイムリー2塁打で1点を取られて-1で迎えた9回表、1アウトを取り木村投手はこのまま完全試合達成かと思われた時に8番西田選手に二遊間を抜けるヒットが出て、犠打で二進した2死2塁で1番坂本選手が、なんと、左中間ラッキーゾーンへ2ランを放って逆転となり、9回裏は完投の木村投手が3者凡退に打ち取り、まさに起死回生の勝利となった


準々決勝
宇部商4-5宇和島東
宇部商  0010000
0=4
宇和島東 00000
00=5

6回裏に2点を献上して逆転されて-2で迎えた8回表、2アウトランナー無しから2者が出塁しタイムリー連打で3点を入れて4-2と逆転するも、9回裏に1点を献上して1アウト満塁で明神選手にレフト前の2点タイムリーを打たれて4-5となり逆転サヨナラ負け木村投手が完投。相手の監督は上甲監督。



1988年・夏 3勝してベスト8


1回戦
宇部商8-0日大山形
日大山形 000000000=0
宇部商  22000
22×=8

4番力丸選手の本塁打を含め15安打で8得点を重ねて、木村投手が被安打7ながら完封して、勝利。


2回戦
宇部商6-4八幡商
八幡商 0
1110000=4
宇部商 010010
22×=6

点を取り合って
-4で迎えた7回裏2アウトランナー無しからの代打の1年宮内選手のライト線2塁打をきっかけとした2得点による追いつき、及び、8回裏の5番寺岡選手・6番城市選手の2者連続ホームランによる勝ち越しの2点追加で試合を決めた。木村投手が完投。


3回戦
宇部商4-2東海大甲府★★
宇部商    00010000
=4
東海大甲府 000000
11=2

4回表に1点先制するも、7・8回裏に1点ずつ献上し逆転されて-2で迎えた9回表に代打の1年生宮内選手がセンターバックスクリーンへ逆転3ランを放ち、試合を決めた。木村投手が完投。



準々決勝
宇部商3-7浦和市立
浦和市立 00000
1200 0=7
宇部商  000120000
00=3

4回裏に適時二塁打で1点、5回裏に6番城市選手の今大会2本目のソロホームランと適時打で2点を入れて3-0とリードするも、6回表に適時打で1点、7回表に適時打で2点を献上して同点に追いつかれ延長戦に入った11回表、1アウト満塁で連続三塁打により4点を取られて勝ち越しされ、その裏は2アウト3塁まで攻めるも次打者がピッチャーフライに打ち取られて、敗退。10回裏のサヨナラのチャンスの1アウト2・3塁で相手が満塁策を採らずに4番・5番が内野ゴロに打ち取られたのは痛かった。木村投手が完投。


※、チームは、

秋の京都国体に出場して初戦敗退



1990年・夏 2勝してベスト16


1回戦
宇部商3-2美濃加茂
美濃加茂 0000000
11=2
宇部商  0
00000×=3

2年ぶりに甲子園に出場の4番宮内選手が2回裏の初打席で右翼スタンドへ豪快なソロを放ち、1点を先制8回表に1点を献上して-1で迎えた8回裏、6番松本選手のレフトスタンドへの豪快な1号2ランで勝ち越しし、9回表の反撃は1点にとどめて勝利。金藤投手が被安打9ながら完投。



2回戦
宇部商8-4渋谷(しぶたに)
宇部商 000000
1 4=8
渋谷  00
000011 0=4

3回裏にタイムリーが続いて2点を先制される
も、
7回表に7番宮田選手のタイムリー・9番工藤選手の2点タイムリーが続いて3点を入れて逆転。そのあと、8回裏にタイムリーで同点に追いつかれ9回表にサードゴロの1塁への悪送球で1点を勝ち越しして-3で迎えた9回裏にタイムリー3塁打で1点を献上して延長戦に入るも、延長10回表に6番松本選手が左翼に2号満塁ホームランを放ち、試合を決めた。金藤投手が被安打9ながら完投。



3回戦
宇部商2-4西日本短大付
宇部商     000
0000=2
西日本短大付 00
000×=4

3回裏にタイムリーで2点を先制され4回表に松本選手のタイムリーで1点を返すが、6回裏に犠牲スクイズとタイムリーで2点を追加され、5回表以降は下手投げの中島投手の巧みなピッチングにかわされて9回表は6番松本選手のレフトスタンドへの3試合連続の3号ホームランによる1点の反撃のみに終わり、敗退金藤・清水()の被安打9の継投。相手の西日本短大付の監督はこの大会でベスト4、2年後の夏甲子園で森尾投手を擁して優勝した浜崎監督。


※、チームは、

秋の福岡国体に出場してベスト4



1991年・夏 2勝してベスト16


1回戦
宇部商2-0東邦
宇部商 000002000=2
東邦  
000000000=0

山田(のちに中日に入団)・水谷(バンビ二世と呼ばれた1年生)登板
の優勝候補だった東邦金藤投手が被安打6・奪三振5・与四球1で完封。宇部商は5安打ながら6回表に入れた2点が決勝点となった。



2回戦
宇部商8-3学法石川
宇部商  010000
=8
学法石川
000000=3
    

-3で迎えた7回表に0アウト満塁からタイムリー、1死後、3塁への牽制悪送球、3番田中選手の2点右中間二塁打、2死後、タイムリーで一挙5点を入れて逆転し9回にも2点を加点して、勝利。相手の投手は川越投手(のちにオリックスに入団)金藤投手が被安打8の完投。



3回戦
宇部商5-7沖縄水産
宇部商  00000
2210=5
沖縄水産
00000×=7

1回裏に2点・4回裏に5連打で4点の6点をリードされるも、6回表に1番岡田選手の2ランで2点、7回裏に7番植田選手のタイムリー3塁打と8番藤井選手のタイムリーで2点、8回表に4番山本選手のタイムリーで1点の計5点を入れて1点
差まで追い上げた
が、8回裏にタイムリーによる1点を追加されて、9回表は0点に抑えられて、前年夏全国準優勝、この大会準優勝の栽監督の沖縄水産に5-7で敗退。相手の投手は大野投手(のちに読売巨人軍に入団)金藤投手が被安打15の完投。


※、チームは、

秋の石川国体ではベスト4



1995年・春 1勝


1回戦
宇部商10-9桐蔭学園
宇部商  0000
121=10
桐蔭学園
0000000= 9

6点リードされていた5回表に4番福田選手の2ランをはじめ6長短打で一挙6点を入れて追いつく、さらに、3点をリードされて7回表・8回表に計3点を入れて再び追いつき、9回表にタイムリーで勝ち越しの1点を上げ、その裏を抑えて優勝候補の一角だった桐蔭学園に勝利横手投げの左腕・三分一投手が好投した



2回戦
宇部商1-4銚子商
宇部商 00000000 =1
銚子商 000000×

1回裏、平凡なピッチャーフライを落球して走者がたまった1アウト1・2塁でダブルスチールを決められたあとの2アウト2・3塁で適時打が出て2点を先行される。その後、ともにゼロ行進が続いたが、7回表にレフト前へのタムリーで1点差に迫るも、8回裏にタイムリー2塁打及びファーストゴロのイレギュラーによる走者生還で2点を上げた銚子商が逃げ切った。5回表の連打による0アウト・2塁は後続を絶たれ、8回表に1アウト満塁でダブルプレーとなるピッチャーゴロに打ち取られて味方に傾きかけた試合の流れを絶ち切ってしまったことが惜しまれる。三分一投手は被安打6奪三振10、特に3番岩井(のちに千葉ロッテに入団)と4番から7奪三振を奪って、好投した。



1998年・夏 1勝


1回戦
宇部商5-2日大東北
日大東北 000
110000=2
宇部商  000
22100×=5

4回表に1点、5回表に1点を献上する
も、
4回裏に2点、5回裏に1アウト満塁で外野犠牲フライと嶋村選手の適時二塁打で2点、6回裏の飛球を捕ろうとした左翼手の腕がレフトのフェンスの下部にはさまっての清水選手のランニングホームランの1点で試合中盤に計5点を入れて逆転し勝ち越しして勝利山下・藤田の継投。



2回戦
宇部商2-3豊田大谷
宇部商  000011000
豊田大谷
0000000
           000000=2
           
00000=3

9回表まで藤田投手の好投もあり、2-1とリードしていたが豊田大谷は9回裏2アウト1・3塁でダブルスチールを決めて同点とし、延長に入り、ゼロ行進が続いたが15回裏0アウト満塁において藤田投手がボークの判定を受けて3塁走者がホームに進塁してサヨナラ負け!! 相手にサインを盗まれていると思った上本捕手が投球動作に入った藤田投手にサインを出し直してそのサインを見ながら藤田投手が投球動作を元に戻してしまったのだった。延長15回の激闘の末の悲運の幕切れ試合として今日まで語り継がれている試合だ。



2001年・夏 初戦敗退
(宇部商らしからぬ一方的な完封負けの大差の敗退となった)


1回戦
宇部商0-12花咲徳栄
花咲徳栄 222002130=12
宇部商  
000000000=0

チームの前評判は高かったが、先発の古谷投手は3回までに6点を献上し打線も横手投げの宮崎投手・救援の岩崎投手が打てず、宇部商らしからず、終始主導権を握れずに、大差で安打6(長打は二塁打1本のみ)・四死球1・三振3の完封負け。古谷・城美・山本の継投。



2002年・夏 前年に続き初戦敗退


1回戦
宇部商2-3常総学院
宇部商  00000000
=2
常総学院 00000
×=3

地区大会でのチーム打率もよくて、昨夏と同じく古谷投手をエースとして擁して昨夏の初戦大敗のリベンジを期したが、最終回に粘りを見せたものの、相手常総学院の木内監督の采配も冴えて、01年夏に続いて初戦敗退となった。

-3で迎えた9回表2アウトののち二連打で1・3塁とし古谷選手の渾身のレフト越え二塁打で2点を入れて1点差に迫る(打者走者は3塁へ)も、マウンドに戻った飯島投手に次打者がセカンド後方の内野フライに倒れて、敗退古谷投手は故障していたらしいが好投した。6回裏の走者2・3塁でファーストがファーストゴロをファウルグランドへとはじく間に二人の走者が還って相手に先取点の2点を献上したことや、先取点のチャンスだった6回表の1アウト3塁でバントを外されて3塁走者が挟殺されたことが惜しまれる。



2005年・春 1勝


1回戦
宇部商6-2高松
宇部商 102
1100=6
高松  00
000000=2

1回表のタイムリーでの1点、3回表のタイムリー2塁打での2点で3-0とリードするも、3回裏に2連打で1アウト満塁とされ、タイムリーと四球押し出しで2点を献上して3-2の1点差に迫られたが、4回表以降、好永投手は立ち直り、打線の援護で小刻みに3点を加えて突き放して勝利



2回戦
宇部商0-2愛工大名電
宇部商    000000000
=0
愛工大名電 00010100
×=2

好永投手が被安打5で好投するも、4回裏・6回裏のチャンスにタイムリーと好走塁で2点を献上し、この大会優勝投手となった好右腕・斎賀投手を攻略できずに、2度も牽制死を喫するなど、安打散発4本に完封された




2005年・夏 4勝してベスト4!


1回戦
宇部商7-4新潟明訓
宇部商  03000=7
新潟明訓 0
0000=4

7回裏に連打で2点を献上して2点差に迫られた
が、先発全員の20安打で相手にリードをゆるさずに7点を重ねて勝利好永投手は、本調子でなかったか、安打9本を打たれながら失点は4点にとどめた



2回戦
宇部商4-0静清工
宇部商 01000010=4
静清工 000000000

2回表の敵失での1点、7回表のタイムリーでの1点、9回表の2番上村選手のタイムリーでの2点の4点を重ね、好永投手は被安打7奪三振0ながら要所を締め、バックの好守にも助けられて完封し、勝利。



3回戦
宇部商11-2酒田南
宇部商 0000000=11
酒田南 0000
0000= 2

7回表の7長短打の猛攻による8得点を含め14安打11得点で圧勝好永投手は9回裏の相手の反撃を連打による2点にとどめて、被安打7奪三振11で完投



準々決勝
宇部商5-3日大三★★
(ニコニコ動画)
宇部商 10000100
=5
日大三 000010
02=3

8回裏にタイムリーで2点を献上して逆転されて
-3でむかえた9回表、先頭の9番星山選手・1番井田選手の連打のあと、2番上村選手のライト越えの適時三塁打で2点を入れて逆転し、好永選手のタイムリーでさらに1点を追加9回裏、2アウトから連打で1・2塁となる好永投手が次打者をセンターフライに打ち取って、勝利。

 


準決勝
宇部商8-10京都外大西
京都外大西
0000=10
宇部商    0000
23111= 8
    

試合前半に3点をリードされる
も、、5回裏にこの試合3番の山野選手の左中間越えタイムリー2塁打で2点、6回裏にダブルプレー崩れの一塁悪送球による二者生還と1番井田選手のタイムリーで3点を入れて5-3と逆転。その後、7回表に3点を奪われて逆転されるも、7回裏に5番江本選手のタイムリーによる1点、8回裏に2番上村選手の外野犠牲フライで1点を追加して7-6と再逆転1点差で迎えた9回表、レフト越え二塁打と風の影響かセカンド後方フライを取れずにゆるしたヒットで0アウト1・3塁となり、次打者のピッチャーゴロを捕球した好永投手が三塁走者を挟殺できずに一塁走者を刺そうと一塁へ投げた送球が痛恨の大暴投となって走者二人が還って再逆転をゆるす。そのあとタイムリーで2点が追加されて-10で迎えた9回裏、四球と5番江本選手のヒットで0アウト1・2塁とするも、得点は8番高橋選手のタイムリーによる1点のみにとどまり-10で敗退。本田・好永両投手とも連投から試合後半に疲れが見えてきて、それがエラ―や試合の展開に影響を与えた。85年夏の決勝戦でも、最終回の守備でセカンド後方のフライを取れずにそのあとで決勝点につながる出塁をゆるしている。


※、チームは、

秋の岡山国体に出場して初戦敗退




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