星 新一
星新一のショートショート
(1〜5)
投稿者:
Seigo
(1)
[20]
星新一のショートショート
名前:Seigo
投稿日時:09/11/29
星 新一
(1926〜1997)
が書き残した作品のうち、
・面白く読めるものとしての
予想外の展開やオチ
・考えさせられるものとしての
人間や社会への何気な
い鋭い風刺や批判
を持つ1000余りの「ショートショート」を中心に、星新一の作品の作風、特徴、長所短所の論も含め、星新一の作品について種々の情報・意見交換をしてゆきましょう。
自分は星新一のショートショートはまだ全部は読んではいませんが、
(新潮文庫等のぶんでこれまで折に触れて読み重ね、作品の1000余りのうち400前後は読んでいます。)
今後、未読のぶんを、ぼちぼち、読み進め、すでに読んだぶんも読み直して、読んだぶんのうち、
よく出来ている秀作や名品
を挙げて論じてゆき、
(特に、テーマ的に掘り下げが深い作品を見つけて取り上げていけたらと思います。)
皆さんから投稿された
意見も取り入れて、
将来的には、
星新一のショートショート
のベスト50
を選出していけれ
ばと思っています。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【参考】
・作品を収めている本
『星新一 ショートショート1001』
(全3巻・新潮社刊)
新潮文庫のぶん(全34冊)
(『ボッコちゃん』
『悪魔のいる天国』
『未来イソップ』
『ひとにぎりの未来』
『妄想銀行』など)
・全作品リスト
「全作品リスト」
(星新一公式サイト内)
(2)
[26]
ファンの間でのベスト50、
名品「生活維持省」
名前:Seigo
投稿日時:09/12/05
世間ではどの作品が高く評価されているかについては、星新一のファン・マニアの投票を集計して定めた、
星新一作品ベスト50
(2チャンネルの掲示板での来訪者の投稿「ベスト10」の得点の集計結果をまとめたもの。)
が、参考になります。
その集計結果によれば、上掲のページに掲載されているように、
ベスト10は以下の通り。
(★は世間で比較的
知られている作品。)
1、「処刑」
2、「生活維持省」
3、「午後の恐竜」
4、「鍵」★
5、「おーい でてこーい」★
6、「殉教」
7、「ひとつの装置」
8、「最後の地球人 」
9、「白い服の男」
10、「ボッコちゃん」★
上で挙がっている、
・「生活維持省」
・「最後の地球人」
(いずれも新潮文庫の
『ボッコちゃん』に所収)
を先日久しぶりに読み返してみました。いずれも人類の将来の人口問題を取り扱っていて苦味のある問題作ですが、「生活維持省」の方は、星新一としては珍しく場面ごとに自然描写を点在させている詩情のある作品であり、作品の風情から言っても、上で第二位にランクインされている通り、名品の作品でしょう。(「生活維持省」は今後の自選のベスト15の内に入るかもしれません。)
(3)
[27]
星新一のショートショ
ートの映像化、
佳品「地球から来た男」
名前:Seigo
投稿日時:09/12/05
クリエイターによって星新一の80余りのショートショートが映像化されている。
(NHK総合の番組で
07年11月〜08年11月
に放送された。)
※、その一覧
面白い企画であり、その一部は
HappinetよりDVD化されている。
その録画のぶんとして、
・「地球から来た男」
(演出:森山宏昭・
主演:田中哲司。)
※、ドラマ化されてなか
なか味わいのある佳
品になっている。田中
哲司さんも好演。
・「生活維持省」
(クリエイター:青池良輔。)
などがYouTubeに
アップされている。
(現在、既に削除済み)
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追記:23/08/27
2022年に、再び、NHKで18作品が映像化されています。(その一覧。)
(配信サイト「U-NEXT」
で観れます。)
(4)
[28]
星新一の生涯を扱
った番組・評伝
名前:Seigo
投稿日時:09/12/05
星新一の生涯をたどっ
たテレビの特別番組として、
「星新一 ショートショート
の神様 その生涯」
は興味深く観ました。
星新一の生涯やその
創作工房のことに触れて
いる本として、
・「星新一 一〇〇一話
をつくった人」
(最相葉月著。
新潮社07年3月刊。)
・「星新一 創作工
房へようこそ」
(監修:最相葉月。
新潮社07年11月刊。)
など。
(5)
[524]
名前:Seigo
投稿日:23/08/27/(Sun)
星新一のショートショート
の佳品(7作)
※追記更新:23/08/27
星新一についてずっと以前に投稿した投稿記事を、昨日、ページ内の小説のコーナーに再掲載しました。
星新一のショートショートは、自分はこれまで結構読んできました。
これまで読んだぶんのうち、よく出来ているなと思ったぶんを、今回、以下に、7作、挙げてみます。
「欲望の城」
「約束」
「ねらわれた星」
(以上、新潮文庫『ボ
ッコちゃん』所収)
「デラックスな金庫」
「宇宙のキツネ」
「夢の未来へ」
(以上、新潮文庫『悪
魔のいる天国』所収)
「平和の神」
(新潮文庫『ひとに
ぎりの未来』所収)
いずれも、星新一のショートショートらしく、同じく小説(こちらはロングロング)の神様のドストエフスキーやトルストイもちょっとビックリのオチや風刺が効(き)いていて、感心する佳品です。
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