○言い方をめぐってのこと
(更新:25/03/22)
言い方を間違えやすい語句
1(1)
極め付き
×極め付け
1(2)
身につまされる
×身をつまされる
濡れ手で粟(あわ)
×濡れ手に粟
×濡れ手で泡
1(3)
狐につままれる
×狐につまれる
×狐につつまれる
cf、身につまされる
的を射(い)た意見
×的を得(え)た意見
1(4)
押しも押されもせぬ
×押しも押されぬ
足をすくわれる
×足元をすくわれる
1(5)
知らなすぎる
×知らなさすぎる
願わくは
×願わくば
※、前者は本来の言い方で、
後者は新しく生まれて使
われている言い方だが、正
しくはない。
2
愛嬌を振りまく
×愛想を振りまく
病膏肓(こうこう)に入る
×病膏盲(こうもう)に入る
閑話休題
×閑休話題
3
お疲れ様です
(×御苦労様です)
[目上の人に向
けて言う場合]
まわりの方が
ご迷惑いたしますので
(×まわりの方の
迷惑になりますので、)
(×まわりの方が
ご迷惑なさいますので、)
[相手が二方ある場合]
※、相手が二方ある場合、
一方に向けて一方の
ことを言う場合は、後者
の動作は謙譲語にする。
4(1)
霊験(れいげん)灼た
か(あらたか)な神
×あらかた
※霊験 ×れいけん
※灼たか
×新たか
援助するに吝
か(やぶさか)でない
×やぶかさ
やさぐれ刑事
×さやぐれ
とんちき
×とんきち
4(2)
カタルシス
×カルタシス
アニミズム
×アミニズム
5(1)
シミュレーション
×シュミレーション
コミュニケーション
×コミニケーション
エキシビション
×エキジビジョン
アナログ
×アナグロ
ガングロ
×ガンクロ
アボカド
×アボガド
ピスタチオ
×ビスタチオ
ホメオスタシス
×ホメオシタスス
カタルシス
×カタルスス
オーパーツ
×オパーツ
キャスティングボート
×キャスティングボード
5(2)
SNS
×NSN
TPO
×PTO
6
(人名)
中尾ミエ(歌手)
×中尾エミ
宮沢りえ(女優)
×宮沢えり
漢字の読み方の間違い
6(1)
身を粉(こ)にして働く
(×こな)
野(や)に下る
(×の)
素(す)の自分
素(す)を出す(見せる)
(×そ)
黒白(こくびゃく)を付ける
(×くろしろ)
※「白黒(しろくろ)を付ける」
という言い方はあり。
6(2)
小説を地(じ)で行く
(×ち)
完治(かんち)する
(×かんじ)
湯治(とうじ)
(×とうち)
素地(そじ)
(×そち)
6(3)
間髪(かんはつ)を入れず
(×かんぱつ)
過不足(かふそく)
なく伝える
(×かぶそく)
役不足(やくぶそく)
(×やくふそく)
立ち消え(たちぎえ)となる
(×たちきえ)
依存(いそん)する
(×いぞん)
相好(そうごう)を崩す
(×そうこう)
6(4)
奥州街道
かいどう
×がいどう
6(5)
当代随一(ずいいち)の
人気俳優
×ずいいつ
画一(かくいつ)的な教育
×かくいち
6(6)
清々(すがすが)しい
(×きよきよ)
(×せいせい)
妙(たえ)なる音色
(×みょう)
最(さい)たるもの
(×もっとも)
手強(てごわ)い
(×てづよ)
奇(く)しくも
(×き)
6(7)
※四字熟語のぶんは、
こちら。
※三字熟語のぶんは、
こちら。
6(8)
枚方(ひらかた)市
(×まいかた)
茨城(いばらき)県
(×いばらぎ)
語の順番の間違い
7
夜(よ)を日(ひ)に継いで
×日(ひ)に夜(よ)を継いで
水戸黄門こと徳川光圀
×徳川光圀こと水戸黄門
※前が通称や雅号、
後が本名。
○意味をめぐってのこと
(更新:25/03/22)
しっかり覚えてないと意味
がどっちだったか迷う語句
・竣工式
=工事などが完了する
こと。完工式。⇔起工式
×工事などを開始すること。
・トリをつとめる
=最後に出演する出演者
のこと。
×最初の出演者のこと
・柿落とし(こけらおとし)公演
=新築または改装した劇場
で行なう最初の公演のこと。
×最後に行う公演のこと
・露払い(つゆはらい)
をつとめる
=何事かを最初に行う行
為のこと。
×何事かを最後に行う行
為のこと。
・殿(しんがり)をつとめる
=隊列や順番の最後尾のこと。
×最前列のこと
・北の風
=北から南に吹く風。
×南から北に吹く風
しっかり知っていないと意味
がどっちだったか迷う対義語
・マイノリティ
=少数派
マジョリティ
(×マイジョリティ)
=多数派
・前倒し
=行うのを早めること。
先送り
=行うのを延ばすこ
と。先延ばし。
後ろ倒し
=行うのを遅らすこと。
形が似ているが意
味が異なる語
・黄緑色(きみどりいろ)
=黄みを帯びた緑色。
・緑黄色(りょくおうしょく)
=緑色を帯びた黄色。
[緑黄色野菜、
緑黄色社会」(バンド名)]
意味内容を間違
えやすい語句 (1)
忙しない(せわしない)
=忙しい(せわしい)。
×忙しくない(せわしくない)
※この「ない」は、否定の
「ない」でなく、意味を強
める接尾語の「ない」。
ゾッとしない
=面白くない。感心しない。
×恐ろしくない
憮然(ぶぜん)とした表情
=@失望・落胆してどう
することもできない
でいるさま。失望し、
がっかりするさま。
A意外なことに驚き
あきれているさま。意
外なことに驚くさま。
×腹立たしげなさま。不
機嫌そうなさま。
※後者は世間で慣用されて
いる意味であるが、誤用である。
情けは人のためならず
=人に対して情けを掛けて
おけば,巡り巡って自分
に良い報いが返ってくる。
×相手に情けをかけすぎること
は、相手のためによくない。
気の置けない仲
=遠慮がいらない。気を使
う必要が無い。
×気が許せない。油断が
ならない。
複数の意味があり
区別すべき語句
断る
@拒絶する。
A前もって言っておく。
結構
@要りません。
A素晴らしい。
いい
@良い(よい)。
A不要だ。
[もういいです。]
シリアス
@状況が深刻な。
A本格的で真面目に取
り扱っているさま。
[シリアスドラマ]
ラディカル
@過激な。急進的な。
A根本的な。
意味内容を間違
えやすい語句 (2)
自負
[自負する、自負心]
自分の才能・知識・業績など
に自信と誇りを持つこと。
(×自分に負けてしまうこと)
※負…「気負う」の意味の負。
感嘆
[感嘆する、感嘆の声を上げる]
感心してほめたたえる
こと。感じ入ること。
(×嘆くさま)
※嘆…「ほめる」の意味の嘆。
尊大
[尊大な態度]
いばって、他人を見下げ
るような態度をとること。
(×尊ぶさま)
※尊という漢字をあてて
いる事情は不明。
大悲
[仏の大悲]
大慈悲のこと。
(×大いなる悲しみ)
※悲…「あわれみの心」
の意味の悲。
意味内容を間違
えやすい語句 (3)
未明(みめい・びめい)
まだ夜が明けきらない時分。気象庁の天気予報等では午前0時頃から午前3時頃までをさす。
(×夜明けの直前の時間帯)
※、明け方は、夜の明けようとするころで、気象庁の天気予報等では午前3時頃から午前6時頃までをさす。
※、夜明けは、夜が明けること。また、その時分。
構成の漢字から意味内
容を推定し難い語句
事大主義
自分の信念をもたず、支配
的な勢力や風潮に迎合して
自己保身を図ろうとする態
度・考え方。
○メモ・現代仮名遣い
(更新:25/03/22)
▲は間違って書き
やすいもの。
「ず」か「づ」か
「ず」のもの
築く(きずく)
疼く(うずく)
肯く(うなずく)
傅く(かしずく)
躓く(つまずく)
患う(わずらう)
ずれる、
外れる(はずれる)
預ける(あずける)
授ける(さずける)
携える(たずさえる)
訪れる(おとずれる)
手なずける
暮れ泥む
(くれなずむ)
追随(ついずい)する
就中(なかんずく▲)
納得尽く(ずく)▲、
権柄尽く(ずく)▲、
相対尽く(ずく)▲
腕ずく
いいこと尽くめ
(ずくめ)(づくめ)
差し詰め
(さしずめ)(さしづめ)
恥ずかしい
(はずかしい)
不味い(まずい)
煩わしい(わずらわしい)
わずかに
指図(さしず)、
地図(ちず)、
図式(ずしき)
図(ず)に乗る
図々しい
(ずうずうしい)
ずけずけと物を言う
頭(ず)が高い、
頭脳(ずのう)、
頭痛(ずつう)、
頭突き(ずつき)
八頭市(やずし)
融通(ゆうずう)▲
何処(いずこ)、
何れ(いずれ)
※「いづこ」は旧仮
名遣いでの表記。
居住まいを正す
(いずまい)
いたずら
雫・滴(しずく)
稲妻(いなずま)▲
※「幼妻」は「おさなづま」
葛(くず)、葛(かずら)
大豆(だいず)、
小豆(あずき)
少しずつ
梓
(あずさ)(あづさ)
瑞穂
(みずほ)(みづほ)
「づ」のもの
基づく▲
(×基ずく)
現代に息衝く(いきづく)古典
気付く(きづく)
感付く(かんづく)
名付ける
(なづける)
続く(つづく)
綴る(つづる)
小突く(こづく)
働き詰め(づめ)
餌付け(えづけ)
意味付け
(いみづけ)
相槌(あいづち)を打つ
金づる(かねづる)
言づて(ことづて)
新妻(にいづま)
※稲妻は「いなずま」。
若作り
(わかづくり)
鷲づかみ
(わしづかみ)
言葉遣い
(ことばづかい)
言伝
(ことづて)
花尽くし
(はなづくし)
紳士面
(しんしづら)
ヅラを被る
行きづらい▲
つくづく嫌になる
三日月(みかづき)
手綱(たづな)
竹筒(たけづつ)
小包(こづつみ)
鼓(つづみ)
焼津市(やいづし)
沼津市(ぬまづし)
河津さん(かわづさん)
「じ」か「ぢ」か
「じ」のもの
紅葉(もみじ)
悴む(かじかむ)
地面(じめん)▲、
意地(いじ)、
意固地(いこじ)、
素地(そじ)、
生地(きじ)、
小説を地(じ)で行く事件
湯治(とうじ)
三十路(みそじ)
「ぢ」のもの
身近(みぢか)▲
鼻血(はなぢ)▲
底力(そこぢから)
縮む(ちぢむ)▲
散り散り(ちりぢり)になる
こぢんまり▲
「お」か「う」か
「お」のもの
大きい
大仕事
大らか
多い
通る
大通り
夜通し
憤る(いきどおる)
滞る(とどこおる)
氷(こおり)
公(おおやけ)
「う」のもの
王様
王子
王貞治
黄金
草履
今日(きょう
号(ごう)
業(ごう、ぎょう)
※ ※ ※
[公式]
・「じ」「ず」は旧仮名遣い
では「ぢ」「づ」と書く。
・濁音になった場合、
その漢字の読みの
表記が仮名表記になる。
※例
・身近
ちかい→ぢか
・紳士面
つら→づら
※ただし、地面(じめん)
などは例外。
わ行・ワ行の仮名
の旧仮名遣い
わ ゐ う ゑ を
ワ ヰ ウ ヱ ヲ
〈例〉
・ヱスビー食品
・祇園精舎の
鐘の声(こゑ)
・居る(ゐる)
・如月ルヰ
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